KICKS試乗

近況

2020/8/8 Sat.


車の6か月点検のため、ディーラーへ。

点検には1時間ほどかかるとのことなので、待っている間に試乗をさせてもらうことになっていて、ちょうど7月に発売されたばかりのKICKSに乗ることができた。

KICKSはe-POWORというガソリンで発電し、モーターで駆動する方式を採用しているSUVである。

以前にNOTEのe-POWORには乗ったことがあるけれど、KICKSはNOTEよりもエンジン音が静かになっているように感じた。

アクセルペダルを踏みこんだ際の伸びも良く、気持ちよく走れる。

プロパイロット機能は初めて体験したけれど、確かに、高速道路などでは、前の車に追随して速度と車間を調節してくれるのはありがたい。

ちなみに、面白かったのがSOSコールボタンである。

あおり運転を受けた際や事故の際に、オペレーター経由で警察などにつないでくれるそうだ。

特にあおり運転に関しては、近年被害が増えているようだし、運転をしながらボタン一つで通報ができるのは安心だろう。

メーカーを問わず一般化しているのかもしれないが、時代を反映した装備と言えるのではないだろうか。

デザインは、内装、外装ともにシンプルにまとまっているのが好印象。

内装は、合皮素材が多く使われており、ところどころステッチが入っていることで質感が上がっているように感じる。

インパネ回りもすっきりとまとまっていて、違和感なく使えるのではないだろうか。

外装はメッキパーツや過度に鋭角の形状のパーツを控えていて、フロントは精悍な印象に仕上がっている。

車体は3ナンバーサイズで、実際に見ると、写真よりも幅や車体全体のボリュームが大きく感じられたけれど、運転した印象としては、それほど大きくは感じず、ストレスなく運転できた。

また、車高がわたしの身長にはちょうど良く、乗り降りが非常にしやすいし、シートの座り心地も硬すぎずしっかりしていて良い。

一方で、車内の空間も、3ナンバーサイズとしてはあまり広くは感じない。

ルーフは高いが、幅も長さも思ったほどのスペースがないように感じる。

ラゲッジスペースは、サイズはハッチバックのモデルとしては平均的なのだろうが、リアハッチに角度がついているため、高さがある大きな荷物を積むには不安が残る。

シートを倒してもフラットにはならないので、ここも荷物の形や重さによっては使いにくい場面が出てくるかもしれない。

わたしは荷物をたくさん積みたいので、この辺りは気になるところである。

いろいろ見てみると、いい車だとは思うのだが、わたしが期待する使い方にはいくらか物足りない部分もあり、「ちょっと違う」という印象だった。

ただ、次の選択肢としてSUVは良いかもしれない。

今の車はまだまだ元気に走っているし、何より気に入っているので、すぐに買い替えを検討するわけではないけれど。

初めは点検のためにディーラーに行かなければいけないことが億劫だったけれど、改めて新しい車に乗ってみるとなかなか面白く、試乗できるならまた点検の時には来ても良いとも感じた。

わたしは自分で思っていたよりも車が好きだったようだ。


日産KICKSの詳細は以下から
https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/kicks.html

タイトルとURLをコピーしました