100号完成

2020/9/13


制作中の100号の作品がほぼ完成。
毎度のことではあるけれど、大分時間がかかってしまった。

写真は完成前日の状態。
公募に出す作品で締め切りが決まっているので、どうにか仕上がりそうでほっとしている。

最終的には細い筆がメインになり、地道な作業となるのだが、細い分、耐久性が低く、100号の作品ともなると傷みが激しい。

今回終盤に使用した筆。
上から、ホルベイン220ハードリセーブルの0号、アルテージュCX2020ファインセーブルの2号、ホルベイン250パラリセーブルの2号。
いずれも割と長いこと使用しているのだが、ひどいものは毛先がそろわなくなってきている。

特にハードリセーブルは、太さにかかわらず、少々もちが悪い印象。

逆に、アルテージュのものは、傷み始めてからのもちが非常に良く、乾いた状態で毛先がばらついていても、絵の具を含ませると安定する。
人口毛とはいえ、ホルベインのリセーブルはよくできているとは思うのだが、天然毛はやはり良いものなのかもしれない。

一番下のパラリセーブルは、ホルベインのリセーブルのシリーズでは高価で、天然毛も混ざっているとのことだが、個人的にはややパサパサしているように感じて、しっくりこないところがある。

コスパが良いのはホルベインの2100ニューリセーブルというシリーズ。

しなやかさ、コシのバランスが良く、しっとりしたまとまりの良さを感じる。
価格もパラリセーブルより安いので、油彩画を描くようになってからは一番愛用している筆である。

ちなみに、写真の2号フィルバートは、今回の制作終盤で下ろしたばかりの新しい筆なのだが、すっかり傷んできてしまっているのがわかる。
わたしは筆の根元まで使ってしまうし、特にフィルバートはエッジを使って線を描いたりすることもあるので、使い方が悪い部分も多分にあるだろう。
重宝してはいるけれど、その分酷使してしまっているということ。

公募の搬入は9月20日の予定。
仕上がりが心配な箇所もあるのだが、うまくいってもらいたいものである。

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