2021/2/7
粘土は店頭でも売られているので、購入して使うイメージがあるのだが、そもそもは土の中から取り出すものであって、極端な話、自分でそれを取り出せばいくらでも使うことができる。
田んぼを掘り返した際にも粘土は出てくるようで、それを加工することで、焼き物に使うこともできるそうだ。
今日は友人の誘いで”粘土づくり”の作業を体験してきたのだが、用意された土は、まさに田おこしの作業をしていた農家さんからいただいたものらしい。
粘土はすでに乾燥されていて、見た目はゴロゴロとしたただの土の塊のようだ。
これをたたいて細かくし、水を加えてこねることで、粘土として使えるようにするのだそうだ。
言葉にすると簡単なようだが、実際に作業を行ってみると、ハンマーでたたいたり、太い木の棒を転がして土塊を砕いていく作業はかなり根気がいる。
本来はある程度細かくしたところで、しばらく水につけておけば良いそうなのだが、今日はその場で粘土をこねるところまでいったので、こねられるまでにはかなりの時間がかかってしまった。
帰宅すると、腕全体が重い。
加えて、もともと腱鞘炎気味だったこともあって、手首には鈍い痛みが出ている。
明日は筋肉痛になることだろう。
ところで、作業中、体験をさせてもらった家の隣家の窓に猫の姿を見かけた。
窓辺に腰を下ろしたその猫は、終始目を細めたままで、時折こちらを気にしているように目を開けて首を向けるのだが、ほどなくするとまた目を細め、ゆっくりと左右に首を振っていた。
日中の日差しはかなり暖かかったので、日向ぼっこをしているうちにまどろんでしまったのだろうか。
わたしは特別に猫が好きなわけではないが、思いがけずこういう姿を見せられると、やはりかわいらしいと感じてしまう。
猫の魅力のひとつであろう。
帰宅後は制作。
つぶした後再出発したF8号は今のところ具合がよい。
並行して進めているもう1枚と、アトリエの作品も、内容はまずまず。
ただ、進捗は芳しくない。
平日の夜などは船をこいでしまうこともあるので、もう少し集中力を付けたいところ。