果てることのない薄明かり

近況

2020/6/27 sat.


日中は仕事があったため、今日は珍しく夕方に散歩に出た。

日が昇ってくる朝と違い、徐々に暮れていく夕方の景色も良い。

空はまだまだ明るいけれど、影はほとんどなく、どことなくぼんやりとして見えるのが特に好きだ。

日没は大体19時くらい。

日没時刻でコースの約半分だったので、帰宅するころにはすっかり暗くなっているだろうと思っていたが、6月下旬のこの時期は思いのほか薄明かりの時間が長い。

すっかり地平線の下に隠れているはずの太陽の気配が、いつまでたっても西の空から消えない。

空気の中に残光が滞留しているような、果てることのない薄明かり。

その景色をずっと見つめているのが昔から好きだったように思う。

いつの間にか舗装が直された道を見つけ、その先を視線で追うと、同じくいつの間にかLEDに替えられた外灯が行儀よく並んでいる。

その姿は、夕闇の中で、怪しくも寂しくも見えた。

制作は普段とは別の作業。

キャンバスにターペンタインでたらし込み、アクセントになる箇所にディテールを入れる。

個人の制作とは別の作業で、これがどうなるかはまだわからないけれど、きちんと形になれば、お知らせしたいと思う。

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